シンガポール生活、はや2年

11月半ばに2年で契約していた賃貸の期限がやってきました。
通常、期限の2ヶ月前には継続或いは退去の意思表示をしなければなりません。
そのこともきちんと契約書(TA, Tenancy Agreement)に記載されています。
住み慣れたこの部屋を出て行く気もなく、ただ家賃が高いのでその他不具合と一緒に交渉することにしました。無茶な事は言っていません、契約書通りの家主の義務の範囲内とあくまでも新規契約のためのリクエストでした…が。

こちらの希望は全く反映されず、また契約書通りの義務を果たさず如何に難癖つけて負担を減らすかばかりの家主にほとほと呆れてしまった。そして、2ヶ月余りやり取りをしてストレスで胃炎に。借りている側なので、受け身で待つことしかできないのが苦しい。

家主にもよるのだと思います、運が悪かった…このインド人の家主は、EP(就労ビザ)でシンガポールに住んでいます(ごえさんと同じ)。なので、購入した物件もやはり資産運用としての役割が大きいのです。その点、本当に余裕のあるお金持ちは、お金に困らないので物件でビジネスしようとは思っておらず口うるさく言わないのだそうです。
まぁ、人それぞれ。当たりが悪かったと思う他ありませんが。
値下げできたのでまぁ良しとするか。

そんな家主が、壊れたsumsungの乾燥機付洗濯機を新調してくれることに。

シンガポールでの乾燥機付洗濯機の相場はS$1,200以上、日本製ならS$2,000前後も当たり前。
安く抑えたいがために、ムスタファセンターで LGの洗濯機とbekoの乾燥機という選択。合計なんとS$960。

beko(ベコ)っていったら、べこ、牛しか思い浮かばない…bekoはトルコの家電メーカーで、近年イギリスにも進出、売り上げもいいらしい。タイにも新しく工場が出来たようです。今まで2時間はかかっていたsumsungでの乾燥が、40分に短縮されて満足している。しかし、ユーロ圏のエコ基準でも最低ランクのこの乾燥機。さて、電気代はいかがなものか。そして、画像の銀色のホース。熱い空気が出てくるので使用時は窓から出して排気する必要がある。雨天時は使いたくない、虫の進入を防ぐために夜中も避けたい。

一方、LGの洗濯機はエココースでも2時間10分。sumsungはエココースで45分。日本は水流で洗うけれど、こちらの洗濯機は欧米の叩き洗いで2時間の洗濯は普通らしい。2時間ドラムの中で叩き落として洗い濯ぐので、洗い上がりはスッキリしている。その分、生地がすぐに傷む。就寝前にタイマーにして、翌朝終了のパターンで使っている。カカク.コムのコメントに、LG洗濯機は「C-3PO」のようにカタカタと動き、ヘリコプターのような音がするという使用者のコメントが載っていた。動きはしないが、ヘリの音というのは分かる気がする…ヒュンヒュンと回転する音と唸る音がうるさい。

やはり今回も洗濯機も乾燥機も時間通りに配達に来なかった！こちらが起こりうる問題を予測し提案しなければ誰も気付かない。なので、どう対応するか指示もしなければならない。
これは、いつどんな場面でも遭遇する。ごえさんともよく話すけれど、シンガポールでは日本のような災害がないため、予測し、備え、予防するといった思考がなく行き当たりばったりであると。

カルチャーショックからはや2年…この環境に慣れました。